三重県の住宅ローンについて

三重県内に土地を購入して、注文住宅を新築したいという場合、その費用はやはり銀行などの金融機関が提供している住宅ローンにたよるというのが一般的であるといえるでしょう。三重県内にも注文住宅の新築の際の住宅ローンに対応できる金融機関は数多く存在していますので、基本的には金利や返済期間などといった要素を見比べながら、もっとも条件がよいところに白羽の矢を立てるべきものといえます。

民間の金融機関と公的な組織である住宅金融支援機構が提携して誕生したフラット35のような長期固定金利の住宅ローンについても、三重県内の一般的な銀行であればいずれも取り扱いをしていますので、はじめからこうした公的に近い枠組みの住宅ローンに申し込みをしてみるという手段もあるでしょう。フラット35の場合には、もっとも長い期間でいえば35年間にわたって返済をすることが可能ですので、毎月の負担はそれだけ少なくてすみ、住宅ローンの返済が家計をいちじるしく圧迫するようなことがありません。また、金利が固定されているということは、今日のような低金利時代、日本銀行が決定した政策金利に至ってもマイナス金利にまでなっている現状においては、将来に向けてたいへん有利であるといえます。すなわち、将来的な市場動向の結果として金利水準が上がった時点でも、現在の低金利がそのまま固定で適用されますので、相対的に見ればかなり低負担での借り入れが可能となるわけです。

また、三重県に独自の住宅ローンがないかどうかですが、人口減少社会といわれているなかで、行政としても他の自治体からの移住を促進して、人口を増やしたいというねらいのもとで、金融機関と提携して、三重県移住者向け住宅ローンという、新しいしくみを導入しています。これは、県外から三重県に移住する人を対象としたものですので、条件的にあてはまる場合には、積極的に活用しておきたいものといえます。より具体的にいえば、三重県への移住により、転職して間もないという人の場合、通常の住宅ローンでは勤続年数が短すぎるとして審査をパスできない可能性があるのですが、この移住者向け住宅ローンを使えば、勤続年数や前年度の年収の金額にかかわらず、三重県の住宅ローンへの申し込みができるようになっています。

また、住宅ローンの金利についても、やはり一般の人よりも優遇されることになりますので、トータルで考えた場合の返済金額が少なくなり、メリットは大きいということができます。