三重県の土地探しと分譲地

注文住宅を新築するとすれば、それにふさわしい土地を求めるところからはじまるのが一般的です。もちろん、相続や贈与といった理由で、すでに注文住宅を新築すべき土地が決まっているということはありますが、そうでない場合は、土地が快適な住宅となるかどうかの成否をにぎっているといっても過言ではありません。
三重県で新築するために土地を探す場合ですが、住宅の用途で開発された分譲地も豊富にありますので、まずはそうしたところで空きがあるかどうかを確認するのが近道といえるでしょう。三重県とはいっても面積的には広大ですが、特に名古屋市や豊田市などを中心とした中京圏への通勤などを考えるのであれば、できるだけ近い桑名市、四日市市あたりの分譲地というのが適当といえます。このあたりには近鉄線、JR線といった鉄道も走っており、伊勢湾岸道のような高速道路でのアクセスも確保されていますので、たいへん都市環境にはめぐまれたところといえます。そのため、なかなか空いている場所が見つからない場合もありますが、不動産会社に希望の条件を伝えておくなどして、根気強く探してみるのがよいでしょう。

また、隣接するいなべ市なども、比較的地価が安く、しかも養老鉄道などといった手段での通勤が可能ですので、このエリアまでを視野に入れると、土地探しの幅が広がります。海寄りの津市、その隣の松阪市あたりのエリアも、住宅の新築に適した分譲地が多く集まっており、地理的にも三重県の中央に近い場所にあたります。同様に近鉄線やJR線を通勤に利用でき、道路交通も充実しているというメリットがあります。

さらに、三重県内には、他にも名張市あたりは大規模なニュータウンが開発されているところであり、特に近鉄大阪線の各駅を中心とした分譲地がみられます。このあたりのエリアについては、松阪市方面にも、また奈良県の橿原市方面にも、両方ともにアクセスがしやすいという位置関係にありますので、通勤先によっては、こうした場所に土地を買い求めてもよいでしょう。ただし、三重県内でもかなり内陸のほうにあたりますので、生活に必要なものはなんでもそろう程度の店舗は分譲地内にいくつもありますが、大型のショッピングセンターを利用したいという場合には、いったん松阪市などの市街地まででなければなりません。この場合、やはりマイカーで国道を移動することが前提となりますので、そうした点では海沿いの低地のほうのエリアに分があるといえます。