三重県の土地探しのポイント

三重県で注文住宅の新築をする場合、まずは県内の土地探しをしなければなりませんが、その土地探しについてもポイントを押さえた対応をすることが求められます。三重県内は、比較的注文住宅を新築するのに適した分譲地にめぐまれていますが、購入にあたってさまざまな条件がある場合がありますので、よく確認をすることがたいせつです。
たとえば、三重県の分譲地のなかでも大規模に整備されたものについては、一定の地区計画が導入されていることがあります。これは地域の環境を維持するために、住民の総意によって、法律にもとづく規制がかけられたものですので、注文住宅の新築にあたっても、その定めにしたがわなければなりません。たとえ土地の持ち主であるからといって、この規制にしたがわないということはできませんので、土地探しの段階で、あらかじめそうしたことについての理解を深めておく必要があるといえるでしょう。

具体的な内容は地域によって千差万別ですが、たとえば、容積率の最高限度があるために大きな建物を建てることができなかったり、敷地面積の最低限度の定めがあるために狭小な土地を購入しても建物が建てられないといったこともあり得ます。また、高さ制限によって階数が大きな建物を建てることが制限されたり、道路に接している部分の一部をセットバックせざるを得ないということもあります。
そのほか、分譲地全体としての自治会、自治組織が機能しており、新築にあたってもそのメンバーとならなければならない場合があります。その際、排水設備などをはじめとする共益部分の負担金を徴収されたり、実際に注文住宅を新築して住みはじめた段階でも、毎年にわたって管理費用などの徴収がある場合がありますので、これも土地のコストとして考えておかなければならないところです。

このように、三重県内で環境、立地条件などが適当な土地がみつかったとしても、実際にはいろいろな制約があるために希望どおりの建物が建てられない場合があったり、土地の代金のほかにもランニングコストとして相当の金額が必要になってくる場合がありますので、よく検討をすることがたいせつです。こうしたものは地域にある不動産会社に積極的に相談したり、質問するなどして、あらかじめよく把握することが重要であり、土地を購入してしまってから、本当はこんなはずではなかったと後悔するようなことがないようにしておきたいものといえます。