住宅ローンと資金計画

新築の注文住宅を購入される場合には、多くの方が住宅ローンを組まれます。住宅ローンには、様々なタイプがあり金利も大きく変わってきます。全期間固定型のローンでは、完済まで一定の金利となっている為、金融市場に変化があった場合も安心です。固定型の住宅ローンの場合には、金利上昇のリスクが無く返済計画も立てやすいメリットがあります。その他の住宅ローンと比較すると金利が高い傾向にある為、総返済額は上がってしまいますが、将来的な金利変動リスクを無くす事が出来るのです。次に当初固定型の住宅ローンですが、こちらは借り入れ当初の3年や10年間、金利が固定出来るローンのタイプとなっています。住宅購入後は、その他の支出も重なり様々な費用が必要となります。

当初の金利が低い為、ローン返済の負担を軽減する事が出来ます。固定型と比較して当初の金利は非常に低く設定されており魅力的です。借り入れ後の一定期間は、金利が変化せず低金利にて返済出来るメリットがあります。当初固定型も資金計画や返済の計画が立てやすいです。当初の固定期間が終了すると金利が上昇してしまいます。再度、固定タイプのローンにする事も出来ますし、変動タイプに切り替える事も可能です。当初の固定期間が終わった後に金利のタイプを変更出来る点もメリットの一つとなっています。次に金利変動タイプの住宅ローンですが、名前の通り金利が変動していきます。景気の動向に大きく左右される住宅ローンのタイプで、金利は固定タイプと比較すると圧倒的に低く設定されています。しかし、一か月毎に金利の見直しがある為、急激に金利が上昇するリスクも併せ持っています。

将来的に金利の上昇が無いと考えられている方には、とても魅力的な住宅ローンです。変動タイプの住宅ローンでは、資金計画が立てづらい面があります。金利が固定ではなく変動する可能性がある為、金利によって返済額が大きく変化します。金利の変動リスクがあるものの低金利が魅力となっているのが変動金利の住宅ローンです。そして、変動タイプと固定タイプをミックスした住宅ローンもあります。変動タイプと固定タイプをミックスする事で、双方のリスクを軽減する事が出来ます。以上、新築の注文住宅の購入をご検討されている方は、住宅ローン選びと資金計画をしっかり立てる事が重要です。住宅ローンのタイプによってそれぞれメリットが異なる為、慎重に選択すると良いです。